研究者のタマゴ~心理学や統計学を語るブログ

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我慢強さは成功と関係がある?~マシュマロ実験と行動経済学

こんばんは。ばーどです。

先日スーパーに行ったときにたまたまマシュマロを発見したのですが、その時に「マシュマロ実験」のことを思い出したので、今日はそのことについて書きます。

マシュマロ に対する画像結果

下記のサイトより引用

URLが変わりました | Whole Food Catalog

ちなみに私はマシュマロは好きじゃないです...

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※マシュマロ実験は基本的には発達心理学で扱う考え方です。ただ最近行動経済学のセイラ―教授がノーベル経済学賞を取ったので今回はそういうことで。

 

行動生理学とは?

 行動経済学(こうどうけいざいがく、英: behavioral economics)あるいは心理学と経済学(しんりがくとけいざいがく、英: psychology and economics)とは、心理学的に観察された事実を経済学の数学モデルに取り入れていく研究手法である

Wikipediaより

 そのまんまですが、経済学の基本的な前提である「人は経済学的に最も効率よく動くはずだ」という前提が成り立たない現象がしばしば起きます。(例えば宿題を先送りにするとか...)それらの理由を説明するためのものです。

さて、本題のマシュマロ実験。

Wikipediaによれば、子ども時代の自制心と、将来の社会的成果の関連性を調査した著名な実験。内容は下記の通り。

 

今すぐマシュマロ1個を食べるか、15分間我慢して2個食べるかを選択する。ただし15分間の間にマシュマロを食べてしまったら2個目は与えないと伝える。すぐに食べる子供は少なかったが、15分間我慢できた子供は1/3程度であった。この子供たちを追跡踏査したところ、SAT(日本のセンター試験みたいなもの)で我慢できた子供とそうでない子供で200点ほど差が生まれた。(行ける大学のランクが変わるレベル)。マシュマロを見つめていた子供たちは我慢できずに食べてしまったのに対し、我慢できた子供はマシュマロを見ないようにしていた。

 

この実験は人間行動に関して最も成功した実験の一つとして絶賛される名実験だそうです。

 

ちなみに行動経済学的には「時間割引」(「今すぐできる」ということは「ある程度の時間待って大きな利益を得る」ことよりも利益がある。と感じるもの)の考え方で説明することが出来ます。詳しいことは、下の記事を読んでみてください!

www.osaka-u.ac.jp


私の場合衝動性が高いのですぐ食べてしまいそうですが...人間の差を図ることができる面白い実験だと思います。ちなみにこの実験について英語で説明したもの(日本版のwikipediaとほぼ同内容)が東北大学の入試過去問で扱われていました。

皆さんもマシュマロを見たら、昔これを我慢できた子供はいい人生を送っているんだろうなあと思いをはせて頂けたら嬉しいです。

※阪大では明日12月16日にAO入試が行われます。受験生の皆さんは頑張って!