臨床心理士の現実~働いてみてわかったこと

こんにちは、ばーどです。

昨日は臨床心理をやりたい!という受験生向けに記事を書きました。

(公認心理師と何が違うの?など)

 

husbird.hatenablog.com

 

昨日の記事に「臨床心理はそんなにキラキラしてないし、生生しい現実もある」と書きましたが、今日はその話をします。

昨年の夏から数か月間「発達障害をもつお子さんを専門に扱う療育や塾」でスタッフをしていました。

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実際はもっと授業っぽいことしてました


実際に働いてみると、「教科書であんなに書かれていた療法では全く効果がない...」

「なんでうまくいかないんだ?」などなど臨床における難しさもありますが、実際に生徒さんの進路が決まったときなど嬉しいことがあるのも事実。

それ以上に過酷だったのは報酬、特に正社員の皆さんの給料です。
(報酬と書いたのは雇用ではないからです。つまり労基法が適用されないことを意味します)

彼らのほとんどは院卒(大学院修士)、一部は博士後期課程を終えている方もいます。
そのような優秀な方々がほんの少数の正規雇用の枠を求めて100倍以上の倍率で競争しているのが、現在の臨床心理士の現状です。
正規採用されてもせいぜい額面の月給20万円だったりします。

さらに苦しいのが、「非正規雇用」の方の多さ。私の職場にいた方は院卒社会人であるにも関わらず非正規雇用の方でした。ある州のスケジュールを聞くと...

月曜日:うちの塾で療育の仕事

火曜日:A高校でスクールカウンセリング

水曜日:あるNPO不登校児の支援

木曜日:うちの塾で療育の仕事

金曜日:B中学校でスクールカウンセリング

全て非常勤職員としての採用。
しかもスクールカウンセリングは「学校が休みの期間は行われない」ため、さらに給料が下がります。

土日には学会で研修があったりと、なかなかプライベートも忙しいようで...

受験生の皆さんが臨床心理学に関心を持ってくれるのは嬉しいですが、安易に目指されて困るのはクライアント(相談者)の皆さん。
その辺もよく考えて志望して欲しいですね。

公認心理師になりその待遇が改善されることを切に願います。