皆さま、ご無沙汰しております。
高校と大学は全く違う!というのは言い古された言葉ですが,人間関係でも実は大きなストレスになりうるシーンが多々あります。しかもその大部分が入学直後に苦しむ人が多いという闇展開...
というわけで今回は在学生から新入生向けのアドバイスを書いてみたいと思います。*1
どちらかと言えば大学になじめずにいる人、再受験しようかな...と考えてる人、不登校になりそうな人、そんな人に向けて記事を書いてみます。
実は私自身、かつては別の私大にいました。
当時は「偏差値が低いからクソみたいな学生ばかりなんや!」と思って阪大に移ってきたのですが、今落ち着いて考えれば「大学という空間になじめなかったのを偏差値のせいにした」ように感じます。
なぜ大学不適応が生まれるのか?
私の周りの限られたサンプルですが,大学になじめない理由というのはある程度決まってくるように感じます。
もちろん例外はいくらでもありますが,こういうの苦手だな...という人は入学前から対策を取っておくといいかも。
1.自由すぎる授業
学校にもよりますが,高校までは先生方は「教える」ことだけが仕事とされています。そのため生徒の有無を毎回確認しますし,極端に成績が落ちると「何かあった?」と聞いてくれるかもしれません。
しかし大学は来るのも自由,サボるのも自由,成績は全て自己責任というのが基本的なスタンスです。
最近では金沢工大のように管理重視の大学もありますが,前いた大学では放任教育でした。今の大学は多少は管理重視ですが...そのため急激に自由になります。
人間関係を自分で作らないといけない
高校までであれば、程度の差こそあれクラスというものがあり、文化祭など何らかのイベントがあったはず。なんとなくみんなの流れについていけば「友達っぽい人」は出来るはずです。
大学に入って選ぶ所属は主に、サークルや部活、アルバイトやインターン等に分けられます。これらの人間関係を決める時に大人が助けてくれない、全部自分で決めないといけない...というのがストレスになると思います。
そして一番大きいのが「入学直後のストレスがたまる時期に人間関係を決めないといけない!」という風に在学生から言われることです。
ありがちなのが「今サークル入って友達作らないとぼっちになっちゃうよ!」と言われたりすると新入生は焦ってしまいます。*2
有り余る時間
高校まで部活をやっていた人なら、朝練があって授業を受けて、放課後部活をやって夜は予備校...みたいに朝から晩までスケジュールが埋まっていた人も多いのではないでしょうか。
大学になると授業の時間が減り「暇な時間」が急激に増えます。この時間をどう使うか?悩んでしまう人が多いように感じました。
アルバイトにサークル,資格試験の勉強とうまく時間を使うことができる人はいいですが,そうではない人もたくさんいます。
では具体的に何をすればいいの?
完全な方法があるわけではありません。しかし大学入学の前からきちんと準備をしておけば,ある程度はうまく乗り越えられるのではないでしょうか。
適応できないかも...ということは頭に入れておく
今までメンタルヘルスの問題がなかった人も「ひょっとしたら自分も...」ということは覚えておくといいでしょう。心構えがあるだけでだいぶ状態はよくなります。
たぶんあなたの周りの人もほかの人には言っていないだけで意外と不安...だと思いますよ。
人に頼ることを恥ずかしく思わない
さすがに高校時代の友人に相談するのはやめましょう。
彼らも大変です。下手したらその友達を失うかも...。
というわけで,初めて会う人ではありますが、大学のカウンセリングはオススメです。専門の人なのでとにかく聞いてくれます。かれらはアドバイスをくれるわけではないですが、自分の気持ちを整理するきっかけになるはずです。
私が活用したカウンセリングについて,なぜカウンセリングは使えるのか?を考察してみた記事です。よろしければどうぞ。
ここのスタッフたちは「どうすればキャンパスに通えるようになるか?」を一緒に考えてくれる方々です。私も仕事柄かかわりがありますが頼れる方々だと思います。
焦らない
大学入学直後は「サークルの新歓は今だけ!」とせかす傾向があります。しかしそれ以外の時期でも受け入れてくれるサークルは少なからずあります。
まずは「大学に行けるようにする、人ごみに慣れる」ことを目標にするといいでしょう。入学式直後のキャンパスにはたくさん人がいますが、しばらくすればだいぶ人の数が減ってきます。*3
学外にも目を向ける
大学生になると学外での活動も大事です。当初大学になじめなかった私は学外のイベントにかなり足を運びました。何らかのコンペティション,研究の団体,インターン...
学外であれば自分の関心を共有できる人も少なからずいますし、これらの募集は入学直後以外の時期にも多くあります。私の場合,ここをきっかけに学内の友人に出会ったりしました。
新入生の皆さん、くれぐれも焦らないでくださいね!
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