研究者のタマゴ~心理学や統計学を語るブログ

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日大アメフト論争はなぜ火消しできなかったのか?~阪大採点ミス問題との比較、学内コントロールを中心に

こんばんは、ばーどです。

昨日書いたこの記事がありがたいことに多くの方に見て頂けました。

 

husbird.hatenablog.com

 今日は年始に明らかになった阪大の採点ミス問題はなぜ早く火消しができたのか?逆に日大はどこがまずかったのか?を考えてみます。

1.阪大の良かったところ

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本来であれば日大よりもはるかに社会的な影響を与えると思われる阪大ですが、結果として誰も辞職させることなく切り抜けることに成功しました。なぜだったのでしょうか?


特に早い段階で理事クラスが謝罪したことで、なぜこの問題が起きたのか?だけに注目させることに成功しました。このことによって、入試作成者が直接顔出しをしなくても「顔を出せ!ずるいぞ」と言われずに済みました。

また一番大きかったのが、少なくとも学外からは「全学一丸となった謝罪、賠償体制」
を速やかに作ったように見せたことです。賠償金の財源を運営交付金や病院収入ではなく、幹部の減給(額自体は少なかったものの)と職員からの寄付金(強制徴収に近かったようですが)にしたことは、外部から評価を集めることに成功しました。

このような体制を整えたことにより、少なくとも職員らが反旗を翻して火に油を注ぐ事態は避けられたのだと思います。(反旗を翻したら、職員が世論から批判にさらされるため)

2.日大の悪かったところ

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たくさんありますが、対応が後手後手に回ったことが中心だと多くの人はとらえているようですね。しかし私としては...

日大の内部から反旗を翻されたことがこの騒動を大きくする原因だったように思います。

例えばこの記事。

gendai.ismedia.jp

内田監督が人事権を握っていたこともあり、以前から騒がれていた非常勤職員雇止め問題と合わせてこんな事態にまで発展。普段から職員を大切にしていないと、いざというときに露骨に反旗を翻されることが示されました。

危機の際に反乱を防ぐために、内部を味方につけることが大切だと改めて思います。

さらにOBはこんなツイートを。

 大学を支えてくれるはずの大学OBからもネットで激しく批判。これらはネット上での怒りを激しく喚起する結果となりました。

このように構成員から反旗を翻されたことは予想外だったのではないでしょうか。

さて、この問題、心理学的にも面白いトピックがたくさん含まれるはず。機会があればそれにも触れたいと思います。