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心理系学部生が研究や就活のことをまとめてみる

【院試・研究室配属】これでOK!研究室訪問のやり方(主に心理学専攻向け)

本記事は大学院を受験したい方向けの記事ですが,学部生が研究室を選ぶときにも参考になると思います。


こんにちは。


以前心理系出身で選べる大学院はたくさんあるということを記事に書きました。


ただ実際に受験をするまでには研究室訪問をして, 先生がされている研究と自分の志向が合うかどうかを確認する必要があります

 

POINT本記事は院試に必須とも言える研究室訪問のやり方を解説しています。

 

大学院説明会で聞くべきこともほぼ同じです。*1

 

研究室訪問とは

大学院入試や研究室配属の前に教員の研究室を訪問し,研究内容やスキルのマッチングを確かめるものです。

 

多くの大学院では「事前に教員と相談すること」を「強く推奨」しています。 一部の大学では「教員からの出願許可」が院試出願の条件になっていることも。 研究室訪問の結果によっては出願を拒否されるケースもあります。*2


学部生が所属する研究室を選ぶ場合でも事前訪問が研究室配属の条件となっている大学もあります*3

就活におけるOB訪問に近いものと考えればいいでしょう。
そのため,研究内容や質問内容をある程度考えておく...といった事前対策が必須です。

 

やり方

まったくわからない方にも丁寧に解説していきますね。タイミングと研究内容を考えればだいたいOK,というのが私の体験です。

 

いつやるの?

出願やその研究室への所属を考え始めたらなるべく早いうちにやるといいでしょう。
大学院受験の場合も,学部生が所属する研究室を選ぶ場合でも直前だと訪問できないこともあります。

ただし大学院受験の場合はこの時期にやっておくといいかも...というのがあるので書いていきますね。

 

院試前年度の秋~冬

特に学部4年生から研究室に配属される理系の人,就職と進学で悩んでいる人にはおススメのタイミングです。*4

研究室配属前に相談をしておくことで,今の大学で入るべき研究室が見えてきたり,進路のアドバイスをもらえたりしました。

私の場合,インターンで東京に来た際に2~3の研究室を回るようにしていました。


院試出願締め切りの2~3か月前

夏院試であれば5月ごろまで,冬院試であれば10月ごろです。
出願校を早めに決めて勉強する必要があるので,この時期には訪問して受験の許可を得られるといいでしょう。

特に学際系大学院の場合,同じような分野でも院試の負担が大きく異なるケースもあります。出願校の早期決定は合格への必須条件です。

どのようにやればいいの?

大学の教員に直接連絡しましょう。大学の教員はメールを公開しているので,各大学の研究者一覧や教員の個人サイトを確認してみましょう。 メールの内容は一般的なビジネスメールと同じです。

 

慶応など一部の大学院・研究科では大学院事務室に研究室訪問のアポイントをするケースもあります

 

送る内容は… 

  • 氏名・所属

  • 現在の研究内容

  • 研究室の志望理由(100字くらいで)

  • プログラミングのスキル(言語と実績を簡潔に)

  • 電子工作のスキル(あれば)

といった内容が中心。*5

特に工学・情報学系の研究室を受けるのであればプログラミングや電子工作スキルについて,ある程度求められました。

自分のできるスキルをオープンにしないと,この段階で研究室訪問をお断りされるケースも。*6


ここで無事に訪問許可を頂くことができれば実際の訪問日時の相談に移ります。

訪問時に聞くこと

教員から聞かれることはいくつかありますが,大きく分けて自分のやりたい研究内容と卒業後の希望進路です。 その内容について「この研究室でやっていけるのかな?」を教員側は判断すると思います*7


逆に学生側から質問したい質問は次のようなことです。

  • コアタイムの有無と程度
  • 学会等の発表状況
  • 卒業後の進路(進学/就職比)

特に卒業後の進路についてはできるだけ細かく聞きたいところ。*8

また大学院進学を希望するケースで,修士だけではなく博士まで進学したい場合,博士課程修了に必要な論文の本数は聞いた方が良いのではないでしょうか。

学部卒や修士卒で就職を希望する場合,業界や企業に特定の傾向があるのか?推薦は充実しているのか?*9などは聞いた方がよいでしょう。 


研究室訪問は主に教員との1対1の話し合いですが,できるだけ在籍している院生さんともお話しするといいでしょう。というよりもむしろ院生と話す方が大事かもしれません。 

  • 教員の評判(できれば別の研究室の院生に聞くことをおススメします。「○○先生の研究室は避けたほうがいい...」と言われたこともあります)
  • 卒業後の進路(修士・博士いずれも聞くこと,教員が言っていることと矛盾がないか大事)
  • 院試の過去問/対策のアドバイス

を聞けるといいですね。
運が良ければ過去問とその解答がもらえることもあります。

学部生が所属する研究室を選ぶ場合,おおむね上に書いたような内容と同じことを聞けば良いでしょう。ただし学生の就活に寛容か?は聞いておくと良いかもしれません。

 

訪問後は何をすればいいの?

必須ではありませんが,貴重な時間を頂いたのですからお礼のメールはした方が良いでしょう。

研究室訪問が必須の大学院だと「マッチングの結果」を数日後に通知されるケースが多いです。*10

 

無事にマッチングが成立すれば,あとは勉強に励むだけ!
私はこの方法で,心理系の大学院だけではなく,工学系・情報系の研究室ともマッチング成立(出願許可の獲得)に成功しました。

ちなみに,研究室訪問に近いものとして研究インターンがあります。私が実際にNAISTで体験した実例はこちら。

 


学部生が所属する研究室の場合,マッチング成立の有無は基本的に明言されない*11と思います。


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*1:説明会後に研究室訪問の時間があったり,担当教員との相談ができます

*2:私も拒否されたことがあります

*3:広島大学など

*4:私が東大の研究室訪問をしたのは12月頭。その段階ですでに3人が受験を希望していたらしいです...

*5:一部の教員はメールの内容を指定することもあります

*6:私も拒否されたことがあります

*7:以前別の大学の先生とお話しした際にそのような指摘があった

*8:しつこく聞く学生は嫌われる傾向にありますが,それでも聞いた方がいいです

*9:院生は時間がないため,推薦の有無は進学先を決める重要な要素

*10:当日口頭で伝えられるケースもあります

*11:少なくとも私はされなかった